日時・場所
2019年12月07日 15:00 – 17:30
聖心女子大学1号館4階400教室
イベントについて
コスタリカは、1949年の憲法改正で常備軍を禁止し、国家予算を教育や医療に回し、中米屈指の福祉国家となりました。
また、コスタリカは、隣国ニカラグアの左派政権を威嚇したいアメリカ政権から、領内への米軍基地建設を要請された1983年には、国際法を盾にこれを拒否し、永世中立宣言をしています。
軍隊を持たないコスタリカが外国の脅威にどう対応し、どのように歩んできたか。それを知ることは、日本国憲法9条の改憲の動きを考えるにあたってとても重要であると考え、今回の講演会を企画しました。
奮ってご参加下さい。
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ロベルト・サモラ Roberto Zamora
コスタリカ在住の37歳、弁護士。学生時代の2003年、コスタリカのパチェコ大統領(当時)が米国のイラク侵攻への指示を表明したことに対し、憲法や国際法に違反するとして憲法裁判所に提訴し、翌年に違憲判決を得て支持を撤回させました。卒業後、弁護士になったロベルト氏は、次のように述べています。「世界が平和でなければ、僕も平和に暮らせない。当時、周りからは裁判を起こしてもどうせ負けるからやめた方がいいと言われた。でも、憲法が危機に陥った時、国民にはたたかう責任がある。」
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東京:12月7日(土)15:00~17:30
聖心女子大学1号館4階400教室
https://www.u-sacred-heart.ac.jp/access/index2.html#_4
◆ロベルトの取り組んできた活動と訴訟の紹介(JALISA笹本潤弁護士)
◆ロベルト・サモラ氏講演
・コスタリカが軍隊なくてどうやって平和を守ってこれたのか。
・コスタリカはなぜ平和憲法第12条を維持できるているのか。
・平和憲法を守るために訴訟で闘う意義。
・日本国憲法9条改正の危険性、国際的な意味。
◆安保法制違憲訴訟(コスタリカに学ぶ会:杉浦ひとみ弁護士)
◆9条地球憲章から
◆ロベルトのまとめの発言と質疑応答
資料代:1000円
主催:日本国際法律家協会 jalisa@jalisa.info