日本国際法律家協会(JALISA) とは
日本国際法律家協会(Japan Lawyers International Solidarity Association)は、1955年にインド・カルカッタにて開催されたアジア法律家会議、1956年にベルギー・ブリュッセルにて開催された国際民主法律家協会(International Association of Democratic Lawyers)第6回大会に参加した、日本代表団による活動を母体に、1957年4月に設立された団体です。
日本国際法律家協会には、学者・弁護士をはじめ、国際法、国際問題に関心を持つ方やNGO やNPOの活動を通じて人権問題に取り組まれている方などが集い、世界の平和と人権のための活動を展開しています。
活動の範囲には、ニューヨークやウィーン、そして多くの方にとってはあまり訪問する機会のないような国や地域も含まれます。
世界中にひろがる、平和・人権問題に取り組むネットワーク
具体的な活動内容の一部をご紹介します。
1:国連をはじめとする国際機関への発信
日本国際法律家協会の活動のひとつに、国連やその他の国際機関における会議への参加があります。これまでにも、アジア・太平洋法律家会議(COLAP)・国際民主法律家協会(IADL)会議・ジュネーブの人権理事会や国際労働機関(ILO)の会議などに参加し、日本国内の人権問題を世界に訴えてきました。この他にも「平和への権利」の創設を国連に訴える活動も、世界各国のNGOと協力し合いながら続けてまいりました。
なお、会議の他にも、世界各地の法律家・人権活動家・労働活動家との文化交流や歴史を学び合う機会、意見交換の機会も実施しています。このような交流を、日本での活動に活かせるよう工夫しています。
2:アジアとの連携
日本国際法律家協会は、アジア各国の法律家やNGOとのネットワークを有し、連携・協力しながら、各国における人権問題の解決に取り組んでいます。たとえば、フィリピンとの交流では、
・スービックにおいて開催された米国基地撤去20周年記念集会への参加
・市民の力で原発の稼働を止めているバターン原発訪問
・現地の反原発運動との交流
・移民労働者問題に取り組む現地のNGOからパラリーガル・インターンを日本に受け入れる
などの活動を行なってきました。
3:グローバル9条キャンペーン
日本国際法律家協会は、憲法第9条の理念や平和主義を、世界の人々に知ってもらい、広めていく「グローバル9条キャンペーン」を行なっています。
1999年のハーグ平和アピールや2006年のバンクーバー平和アピールには、
憲法第9条のような戦争放棄の条項を各国の憲法に盛り込ませようという文章が入っています。これは、憲法第9条のもつ理念が、世界的な規模で確認されてきていることを意味しています。
日本国際法律家協会では、世界各地で行われる「世界社会フォーラム」に参加し、
憲法第9条についての分科会を開催してきました。この他にも、2008年には「9条世界会議」において中心的な役割を果たしました。この会議には約3万人が参加しました。
これらの活動を通じて、憲法第9条を人類の共有財産として支持する国際運動をつくりあげてきました。今後も、戦争の廃絶をめざして、武力によらない平和を地球規模で呼び掛けていこうと考えています。
あなたも、
世界を動かす力になりませんか?
日本国際法律家協会は、新しい仲間を募集しています。
平和や人権に関する活動をされている方
平和や人権に関する問題に関心をお持ちの方
国際的視野を持って取り組んでいきたいという思いを持った方
上記のような方のご参加をこころよりお待ちしています。
この他にも、海外に行って、海外のものの考え方に接し、
日本という国を客観的にみてみたいという人も大歓迎です。
「興味はあるけれど、語学にちょっと自信がない」という方へ
日本国際法律家協会のメンバーには、語学が苦手な方でも、通訳の助けを借りて国際会議に参加し、日本からの発信をされている方もいらっしゃいます。語学に自信がない方も、ぜひお気軽にご連絡ください。
ぜひあなたの力で、日本国際法律家協会の活動を盛り上げてください。
きっと国際的な交流や連帯を通じて、あなたにとって新しい発見・体験ができるはずです。
弁護士の方
月額2.000円(5年目まで1,500円)
研究者の方
月額1,500円
その他の方・司法修習生の方
月額500円